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このご時世に、オーストラリアの違う州へ引越し

最近、オーストラリアの首都キャンベラから、アデレードに戻ってきた yamadanz です。

住むのは3年半ぶりのアデレード、これからが楽しみです。


オーストラリアの州をまたいでの移動は、コロナの影響で大変なことになっています。

AU_State_of_borders.png
(Source: The Australian)


一番厳しい西オーストラリア州は、許可なしでの入州はできません。

最近では、ヴィクトリア、ニューサウスウェールズ、ACT からクイーンズランド州へ入州できなくなりました。

他の州も、みんなそれぞれの入州制限が行われています。


そんな状況下の中で引っ越しを決行したのですが、ひと言で言えば “stressful” でした。

どんな引っ越しでも大変ですが、コロナウィルスのおかげで様々な制限が加わり、予定していたようにことが進まないこともたくさんありました。


この引っ越しを終えて、気づいたことを三つほど書いておきます。


1.色々と準備がいる


オーストラリアには住んで16年になるのですが、違う州への引っ越しは今回が初めて。

これまでは同じ市内での引っ越しだったので、車に積んで引っ越せばよかった。

ところが今回は、コロナの影響とキャンベラからアデレードという距離でもあり、いろんなことに準備が必要でした。


①入州の事前許可(cross border pre-approval)


今回の引っ越しはキャンベラ(Australian Capital Territory)からアデレード(South Australia)だったので、まずは南オーストラリア州への入州の事前許可(cross border pre-approval)をオンライン申請する必要がありました。

申請は、原則出発の72時間前までにするよう課されているのですが、私は余裕を持って1ヶ月前に申請しました。

でも許可が下りたのは出発の1週間前。


許可は、メールで送られてきます。

事前許可を申請しなければならないだけで、これは難なくクリア。

AU_South Australia Cross Border Travel Request Approved


②引っ越しの手段を決める


これがなかなか大変でした。

キャンベラからアデレードは1,200キロなので、普通なら車で引っ越せない距離でもない。

ところがキャンベラでは車を買わなかった上に、コロナの影響で、州をまたいでのレンタルカーはほぼ営業停止状態。

問い合わせた一件は、1,000ドル越えの見積もりでした。

迷った挙句、荷物を送って、自分は飛行機で移動することにしました。


飛行機での移動も、売られているチケットが3日ごとに変わっていく状況でした。

初めはカンタスの直行便でキャンベラからアデレードに飛ぶ予定だったのが、その飛行機がキャンセルになり、キャンベラからシドニーを経ての便もキャンセルされ、予定していた日の飛行機は、ことごとくなくなりました。


仕方がないので、キャンベラのホテルに一泊し、翌日にキャンベラからシドニーまでバスで移動し、シドニーからアデレードを飛行機で移動することになりました。

飛行機のスケジュールがどんどん変わっていくので、全ての予約は2日前までしませんでした。

自分一人だったから良かったものの、ご家族での移動になるとかなりストレスだっただろうと思います。


③荷物を送る


まず心配だったのが、この状況下で宅配サービスが使えるのか。

キャンベラから南オーストラリア州への最短ルートは、ヴィクトリア州を通る。

ヴィクトリア州を素通りできない状況下で、トラックは行き来しているのか心配でした。


これまでの引っ越しは飛行機の重量制限内でこなしてきたので、荷物を送るにしてもどこから始めればいいのかさっぱりわからず(笑)。

とにかく自転車を送れるサービスで探してみたところ、Pack and Send に行き着きました。

問い合わせの電話をしてみたら、対応がめちゃめちゃ丁寧。

荷物も取りに来てくれて、アデレードでも家まで配達してくれるとのことで、結果として以外とあっさり荷物を送ることができました。

料金は、自転車(evoc のバイクバック、30キロ)と大きい段ボールひとつ(30キロ)で240ドルでした。

オーストラリアにしては、格安。


2.モチベーションが必須


引っ越しって、普通の状況下でも大変です。

新居を探して、日程を決めて、何週間も前からパッキングを開始して、敷金(ボンド)が全額返金されるように掃除して。

2〜3ヶ月かかる作業で、とにかく判断することが盛りだくさん。


パッキング一つでも、何を新居に持っていくかの判断が膨大で疲れる。

これが州をまたいでの引っ越しなら、なおさら。

同じものを処分して、新天地で購入するのか、必ず使うものなら送った方がお得なのか。


それに加えて、コロナの影響で、予定もコロコロ変わるし、準備するものも増えてくる。

うちの会社はかなりフレキシブルで助かったのですが、このコロナの状況下で、引っ越しの予定が、当初の一日から二日に伸びました。

その間に、どの時間は働いていて、どの時間は働いていないのかの判断。

飛行機の状況も頻繁にチェックして、バックアッププランを立てたり。


カギとなるのは、どれだけ引っ越したいか。


私の場合は、

• 今年の後半にアデレードでの予定が盛りだくさんで、毎回14日間の自主隔離は不可能だったこと

• 新しいことに挑戦する予定なので、アデレードにいるオーストラリアの家族や友人のサポートが必須だったこと

など、引っ越さないと不都合なことが多くありました。


それに加えて、

• リモートワークが意外に自分の働き方にあっていること

• 同僚の何人かがすでにリモートワークをしていること

• 会社のリモート勤務はまだ続きそうなこと

• 会社に出勤するようになっても、セキュリティー・クリアランスの都合で、今まで通り普通に出入りできなそうだったこと

• キャンベラの隣人に嫌気がさしていたこと

• アデレードに帰った後のサポートがあったこと

など、引っ越しを後押しするファクターが結構ありました。


引っ越しを終えてみて、これだけのモチベーションがなかったら、音をあげていたかもしれません。

面倒くさいなと思うたび、気の合う友達にお別れをいうたびに、これからどういう生活をしていきたいのかが頭に浮かび、間違いなくアデレードでの生活が浮かびました。


3.引っ越し先でのサポートが必須


14日間の自主隔離を終えて、かなり重要だったのが、アデレードでのサポート。

他の州ではホテルでの自主隔離が実施されていますが、アデレードは自主隔離ができます。

ちゃんと自主隔離ができるスペースが必要な上、食事をどうするかの問題もある。


私の場合は、シェブリン一家が引っ越しを全面的にサポートしてくれたのは、本当に大きな助けでした。

昔住んでいた一階のスペースを隔離スペースにしてくれて、冷蔵庫やトースターなども使えるようにしてくれました。

朝昼用の食料品の買い出しや、毎晩の温かい食事を私の分も作ってくれました。

温かい家庭料理の食べられる有り難さ。

同じ家の中に、いつでも頼れる人のいる安心感。

これは本当に、掛け替えのないものでした。


このサポートがなかったら、ホテルの部屋でこもりっきり、毎食ルームサービスか出前。

全く違った経験になっていたと思います。

自己隔離が終わった後も、部屋が見つからなかったら滞在していいというのも、ストレスが少なくて有り難かったです。

何から何まで、お世話になりっぱなし。


引っ越しを終えて、しばらくの滞在先に入居した今、本当に帰ってきて良かったと思います。

アデレードのスローライフがやっぱり私の肌に合っている(笑)。


この状況下で引っ越しを考えている方、以下のことを踏まえた上で、良いお引っ越しを!

1.色々と備がいる

2.モチベーションが必須

3.引っ越し先でのサポートが必須


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では、さよなら、さよなら、さよなら。

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プロフィール

yamadanz

Author:yamadanz
関西人。日本を飛び出したのが2002年。仕事は主に国際開発のプロジェクト管理。これまで、バングラデシュ、タイ、パプアニューギニア、ミャンマーでの勤務経験あり。現在はキャンベラ在住。オーストラリアの外務省で同僚にもみくちゃにされながら、楽しい日々を過ごしてます。オーストラリアでの留学、就職、移住の経験もボチボチ書きます。

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